8月1日、福井県で開かれた全国知事会議の学校教育に関する議論の中で、小学6年と中学3年を対象に毎年行われている全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について「各県の平均点を比べることにどれほどの意味があるのか」と現状を疑問視する意見が相次いだ。 滋賀県の三日月大造知事が「知事会で見直しの検討を提起したい」と口火を切り、和歌山県の岸本周平知事は「廃止は難しいかもしれないが3年に1度ぐらいでもいい」と述べた。全国トップクラスの成績を維持する福井県の杉本達治知事は「学力テストを行うことで日本の国際的な学力水準が高まっているという事実もある」と見直しに慎重な考えを示した。