明日の三限にH野先生の「科学史概論II」の授業があります.二年前はO本先生が担当で,私は基礎論論争についてレポートというかエッセイを書いて単位をもらいました.すでに単位を取っているということは受講しても単位はもらえないことを意味しますが,内容とかすっかり忘れてしまっているので出席しています. その授業ではミニレポートを書くことを目標としています.発表の中間発表?が明日あるのでレジュメを作りました*1.それを載せときます. 中学・高等学校における数学教育の歴史を繙くと,そこにはいくつかの不連続面が見られる,即ち学習指導要領の改訂である.たとえば,「ゆとり」が見直されたことは記憶に新しいだろう.だが,現代では批判されがちではあっても「ゆとり」概念は考案当時の現状を打破するものとしての期待を背負った*2ものであったのだ.そして,そのときの課題は解決されたとは言い難い.「反ゆとり」改革のように,過