印刷 済州島の海軍基地予定地で2日、反対派市民らが警察と衝突した=ロイター 韓国軍が済州島に計画している海軍基地新設をめぐり、警察が反対住民や市民団体の強制排除にのりだした。軍は工事を再開。野党は反発を強め、国政の火種に浮上してきた。 聯合ニュースなどによると、基地予定地にやぐらを築くなどして立てこもっていた地元住民や市民団体に対し、警察が2日、1千人以上を動員し、約40人を連行。4日、4人の逮捕に踏み切った。 基地が完成すれば、東シナ海や黄海に近い韓国最南の海軍拠点となる。国防省が2007年に予定地を決めたが、地元住民らは「生活環境が破壊される」などとして反発。済州道議会も着工の延期を求めていた。