*騒動の発端となった大公報の紙面。 ■習近平タクシー事件 2013年4月18日に中国ネット界を騒がせたのが「習近平タクシー事件」(関連記事:習近平の水戸黄門的パフォーマンス=タクシー事件と削除祭りの真相とは―中国)。日本メディアももちろん、各国のメディアが取り上げる騒ぎとなりました。 香港の親共紙・大公報の記事が発端です。両会直前の3月1日のこと、釣魚台国賓館まで客を乗せたんだが、それが習近平だった、サインももらった嬉しいと喜ぶタクシー運転手。という内容。その後中国国内メディアも争って転載し大変な騒ぎに。 新華社は昼すぐに、「北京市交通部門の確認が取れた。タクシーに乗ったのは事実である」と記事を出したのですが、夕方には一転して「虚偽の報道である」と報じるという急展開。その20分後には大公報も誤報を謝罪し、転載記事は徹底した削除攻勢にあって次々と消失しました。 記事の削除も驚くべき徹底ぶりで