「オリンピック代表○○選手 帰鹿」 ちょっと前に屋久島に行ったとき、テレビのローカルニュースでこんなテロップが流れた。「帰鹿」ってなに、と頭の中がしばらく「???」となったのだが、ニュースの中身はといえば、鹿児島出身の北京オリンピック代表選手がゴールデンウィークに里帰りした、という内容。 「鹿児島に帰る」を略して「帰鹿」と書くらしい。 筆者は長野県出身だが、「帰長」なんて文字は見たことがない。他県はどうなのだろう。鹿児島のお隣、東国原知事で知名度急上昇中の宮崎はどうだろうか。宮崎市観光協会に電話をしてみた。 「鹿児島の『鹿』を『宮』に変えて、『帰宮(きぐう)』と言います。ただし、正式な表現ではありません」 おお、宮崎でも使うらしい。お次は北陸、石川県。金沢出身の友人に聞いてみた。「帰金」というのかな。 「父が日記なんかに、『帰沢』って書いてた。そう言えば」 これは、「きたく」ではなく「きさ