先日、フジテレビの人気ドラマ『ラスト・フレンズ』がついに最終回を迎えた。 『ラスト・フレンズ』は長澤まさみ、上野樹里、瑛太ら若手人気俳優が、ドメスティックバイオレンス(DV)、性同一性障害、アダルトチルドレン(AC)などの様々な悩みや問題を抱える登場人物に扮し、それらの諸問題を真正面から取り上げる社会派ドラマである。 出演陣のシリアスな演技や重厚な演出が話題を呼び、ついに視聴率が20%を超え、鳴り物入りでスタートした木村拓哉主演の『CHANGE』や人気シリーズである仲間由紀恵主演の『ごくせん』を抜いてしまったという。たしかにキムタクがスピーチすれば国政の諸問題が万事解決する『CHANGE』や、仲間が暴れて啖呵をきれば教育の諸問題が万事解決する『ごくせん』などに比べれば、『ラスト・フレンズ』のほうがはるかに見ごたえのあるドラマになっているといえるだろう。視聴率が低落傾向にあった連