2月11日、志賀高原(長野県下高井郡山ノ内町)と渋温泉(同)の猿被害に関する映像が、テレビ朝日のワイドショー「スーパーモーニング」と「ワイド!スクランブル」に流れた。 番組に流れた映像は、サルの出没地域として有名な志賀高原の観光客(主にスキーヤー)が、猿たちに襲われ、飲食物を奪われるなど相当な被害にあっているという内容だった。志賀高原から5キロ離れる渋温泉でも、お土産屋が猿の被害に悩まされているさまを映していた。 これらの映像は、「スキー客に悪行三昧 白銀のサル窃盗団」(スーパーモーニング)、「衝撃!観光地襲う『暴れザル』を追跡」(ワイド!スクランブル)というタイトルが付けられていた。 番組の放映直後、現地ホテルの従業員のブログでの告発がきっかけとなって、ネット上では「ヤラセ疑惑」が噴出した。私はその騒動をまとめて、「テレ朝のサル報道はヤラセじゃないっ」という記事を書いた(2月13日