「お前!」と連呼する母親と泣きながらすがりつく5歳児ほどの男の子に出会った。 時折いたたまれない気持ちにさせる親を公の場で目にする時があるが、今回は本当に一声かけようか悩みに悩んだ。 母「お前、いいかげんにしろよ、そんなこと言うならもう知らない」 子「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」 母「ああ、もういいよ。もう行かない。帰る。」 子「やだーーーー やだーーーー やだーーーー お願い! お願い!」 母「お前、もう、 いや、 うるさい! お前、もう だまれ!」 子「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい…」 母「お前なぁうるせんだよ。ほんと。あたまきたから 今日ご飯なしな」 子「…」 (無言でむせび泣くのみ) 本当に見ているだけでつらい。 何があったのか皆目検討がつかない。母親も一生懸命なのはわかる。子育てが大変なのもわかる。まだ若いのに化粧っけもないその容姿から一生懸命に生き抜い