山手線といえば東京の大動脈。朝のラッシュ時には内回り、外回りとも1時間あたり24本の電車が走る。運行間隔はわずか2分30秒だ。これだけ運行頻度が高いと、踏切は役に立たない。内回りと外回りで交互に列車がやってくれば閉じっぱなしになってしまう。実際、山手線に乗っても高架区間が多く踏切はまったくない……、と思ったら、なんと、1カ所だけ踏切があった。 駒込駅から田端方向を見る 先頭車から眺めて踏切を確認! 山手線に1カ所だけある踏切は駒込駅~田端駅間にある。名称は「第二中里踏切」。第二があるなら第一もあるはずだと思ったら、すでに廃止されてしまったようだ。山手線の歴史を調べてみると、2005年までは目白駅~池袋駅間にも踏切があったという。その踏切が廃止されてしまったため、現在はこの「第二中里踏切」だけになってしまった。 この踏切の道路は両方向通行できる。しかし中央の車線が作られないほど幅員が狭い。小