今年も「就活解禁」となる3月1日が迫ってきた。 日本特有のシステムである新卒学生一括採用。2021年春入社組から日程ルールを変更するか、との議論もあがっていたが、最終的に現状維持が発表され、しばらくは「3月就活解禁、6月選考開始」で就職活動が行われるようだ。 ルール上では、大学3年生・修士1年生の3月からスタートとなっているが、実態は異なる。経団連に所属していない外資系をはじめとした企業は、夏頃から採用活動を本格的にスタート。経団連に所属している企業でさえも、優秀な学生と早くから接点を持つために動き出す。 たとえば、夏休みに合わせて8~9月頃から各企業が開催する「インターン」は、学生と企業が強い関わりを持つことができる最初の場といえる。学生は自分の思い描く企業を探し、かつ自分のことを知ってもらうために、会社側も自社のことを紹介しつつ、優秀な学生と繋がるために、両者が力を入れて取り組むのだ。