ロシアから現物弁済のヘリ5機とも故障 韓国監査院指摘2008年11月26日17時21分印刷ソーシャルブックマーク 【ソウル=牧野愛博】韓国がロシアから「借金の肩代わり」として譲り受けた防災用ヘリコプター5機が相次いで故障し、お荷物になっていることが、韓国監査院が24日、発表した資料で明らかになった。 韓国はロシアと結んだ経済協力協定に従い、04年から06年にかけ、ロシア製ヘリ計5機、約1800万ドル(約17億円)相当をロシア側の債務の一部として受け取った。 ところが、この5機は飛行中に警告ランプが異常点灯したり、機体に亀裂が見つかったり、トラブル続き。うち1機は06年7月に忠清南道上空を飛行中に原因不明の故障で墜落、操縦士が死亡した。 この事故以来、残る4機の運航は中止されたままで、監査院は「保険料や地上試運転費用など約1億ウォン(約640万円)が年間で無駄になっている」として是正を求めて