日本でおそらく1件しかない猫本専門の古本屋『書肆 吾輩堂(しょしわがはいどう)』がオープン。なぜ、猫本だけを取り扱うのか、そして猫本の魅力とはどこにあるのか、店主である大久保京さんにお伺いしました。 —なぜ猫の本に特化した書店をはじめたのですか? 「自分が集めようとした時にそのような書店がなかったからです」 —どんな反響がありますか? 「ありそうでなかった店だとか、このような店を待っていた、とか。よくぞ猫に特化してくれた、ものすごく思い切りがいい、頑張って続けて欲しいというご感想が多いです。店舗もなく細々やっている店ですが、このような猫好きの皆様からの励ましが一番嬉しいです」 —アイコンになっている袴を着た猫のキャラクターについて教えてください。 「浮世絵師随一の猫狂い、歌川国芳の浮世絵『流行ねこの狂言尽くし』から取りました。1840年頃の浮世絵です。本来の浮世絵の中ではこのように口上を述