【大久保泰】富士山に「満月」が重なって輝く「パール富士」が、南西に約252キロ離れた奈良県曽爾(そに)村の倶留尊山(くろそやま、1038メートル)付近から撮影された。富士山から最も離れた場所からの「パール富士」の写真となる。 奈良県天理市の住職新林正真(しょうしん)さん(44)が22日夜、満月に近い状態の月を500ミリの望遠レンズで撮影した。富士山展望マニアの田代博さんによると、これまで最も遠い「パール富士」は三重県松阪市からの約211キロで、大幅な記録更新になるという。 新林さんは6月にも奈良県川上村から、太陽が富士山に重なって輝く「ダイヤモンド富士」の最遠撮影に成功している。新林さんは「肉眼では見えず、撮影には苦労した。ダイヤモンド富士とパール富士を奈良県から撮影することができてうれしい」と話している。
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