大牟田市動物園で4日、熊本地震後に熊本市動植物園から預かっているユキヒョウに大型の枝肉(牛肉)をプレゼントするイベントがあった。普段は小さくカットされた馬肉や鳥肉を食べているユキヒョウは、満足そうに歯を立ててかぶりつき、見学に訪れた子どもたちは大喜びだった。 動物の生活を豊かにする「環境エンリッチメント」の一環として、同園が大型ネコ科のライオン、トラ、ユキヒョウ向けに、一般からの募金(1万3千円)で枝肉を特別に購入する企画。この日は都内在住者の寄付で、ユキヒョウのスピカ(雌、13歳)に約6キロの骨付き肉の塊が与えられた。 肉が置かれ、スピカがすぐに駆け寄って懸命に引きちぎると、子どもたちからは歓声が上がった。父親と来た同市の宮本誠心君(3)は「(食べている姿が)かわいい」と笑顔。 同日は、夜の動物たちの生態を紹介するイベントもあった。「夜の動物園」は、11、14、18、25日(午後6時から