世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を根絶すると宣言した大阪市と大阪府富田林市の両市議会の決議によって、憲法が保障する請願権を侵害されたとして、旧統一教会の友好団体「天宙平和連合(UPF)」の大阪支部は23日、両市に決議の取り消しや慰謝料など計700万円の支払いを求め大阪地裁に提訴した。大阪市と富田林市はそれぞれ「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。 本部が昨年開いたイベントには、今年7月に銃撃されて死亡する前の安倍晋三元首相がビデオメッセージを送っていた。原告側によると、今月16日に教団の信者が富山市議会の決議取り消しを求める訴えを富山地裁に起こしたのに続き、同種の提訴は2例目。