Introduction 動機づけ要因のプロセス「期待理論」 期待理論では、動機づけの要因だけでなく、そのプロセスからに着目したモチベーション理論を展開しています。「ブルームの期待理論」では「動機づけの強さ=期待×誘意性」によりモチベーション度合いが決まるとされており、「ポーターとローラーの期待理論」ではさらに9つの変数でモチベーション要因を紐解いています。 そこには、モチベーションに公平感を加えた「アダムスの公平理論」や、目標設定が高いモチベーションを生み出す「ロックの目標設定理論」などが深く関連しているとされており、多様化する現代のモチベーション要因掌握に向けた様々なヒントが隠されていると言えます。 ●モチベーションの原理を紐解く「ブルームの期待理論」 ブルームの期待理論とは、1964年にビクター・ブルームにより提唱されたモチベーション理論のひとつで、人がどのようにして動機づけされるの