大竹伸朗インタビュー。「わかろうとする欲求がある限り、つくり続ける」2006年に東京都現代美術館の展示室全3フロアに展開する圧巻の規模で開催された「全景 1955-2006」展。同展以来、16年ぶりとなる大回顧展を11月に控える大竹伸朗。会期前に東京国立近代美術館で今回の展覧会にかける思い、そして制作に対する考えを聞いた。 聞き手・文・撮影=中島良平 大竹伸朗。カタログ掲載のために3日間のみ東京国立近代美術館のテラスに設置された《宇和島駅》の前で 子供時代の絵は別のものって区切れない ──「全景 1955-2006」展では、小学生時代に描いた漫画やスケッチなどに始まり、展覧会に向けた新作までが展示され、すごい見応えだったことを記憶しています。 あのときは初めての大規模な回顧展だったから、できるだけ時系列で、徹底的に作品量も並べることを重視しました。今回は時系列じゃなくて、この60年間ぐらい
![大竹伸朗インタビュー。「わかろうとする欲求がある限り、つくり続ける」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b03bc82df32779d2b18575451c120946e4e197e8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbt.imgix.net%2Fmagazine%2F25993%2Fmain%2F1662596427845_a9f41c3fe1af42ba7b86c2f63f86eb60.jpg%3Fauto%3Dformat%26fm%3Djpg%26w%3D1920%26h%3D1080%26fit%3Dmax%26v%3D9)