〈簡単には作れない何かを作るのがとにかく好き〉な男、ルイス・コール 「子供の頃はテレビ・ゲームばかりしていた(笑)。スーファミ(スーパーファミコン)のゲームの音楽って、めちゃくちゃカッコイイんだよ。〈マリオカート〉や〈スターフォックス〉の音楽からは、けっこう影響を受けてる。あとは、両親や友人たちが聴いていた音楽だね。それと、昔は音楽以外の変なものを作ることにハマっていたんだ。普通ではない、簡単には作れない何かを作るってことがとにかく好きだった。それはいまに通じるものがあると思うね」 そんな本人の発言を裏付けるように、ルイス・コールの最新ソロ・アルバム『Time』のオープニング・チューン“Weird Part Of The Night”は、スーファミの低ビット音源を模したような歪んだシンセ音から始まる……なんて書くと、彼の音楽を聴いたことがない音楽ファンは〈ああ、チップチューン系ミュージシャ