NECは6月29日、同社の研究機関「中央研究所」の活動に関する説明会を都内の本社で開催した。ここでは、音声認識技術など現在研究中のテーマの解説とデモンストレーションが行なわれた。 説明会は、執行役員で中央研究所長の國尾武光氏による、NECのR&D(Research and Development)体制および中央研究所の解説で始まった。中央研究所はC&Cイノベーション研究所、サービスプラットフォーム研究所など複数の研究所で構成され、NEC全体のR&D費用2800億円の約1割が投入されている。約1000名の技術者/研究者を擁する規模の大きな研究機関だ。 國尾氏によると、製品開発といった「今日」のR&Dをビジネスユニット(事業部門)が担当するのに対し、中央研究所は「将来の事業を創出する革新的なイノベーション」と「現事業を大きく発展させる継続的なイノベーション」の創出を目的。「明日」の研究開発を行