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2011年11月7日のブックマーク (3件)

  • コント:ポール君とグレッグ君(2011年第11弾) - himaginary’s diary

    格差と教育の関係についてマンキューがクルーグマンに噛み付いた。 グレッグ君 所得の格差拡大を教育と絡めて考えるのは間違いだというここやここでのポール君の主張には首を捻ったね。彼に言わせれば、所得格差はオリガルヒの影響力増大が原因であり、所得の増加が例の上位1%に集中しているのがその証拠だというのだが、それが教育は無関係という話とどうつながるのか最初分からなかった。 そこでハタと気付いたのが、ポール君が教育の見返りは確定関数的だと暗黙裡に仮定している、ということなんだ。確かに、学校での1年が正確に収入の10%の増加につながるのであれば、教育期間を数年延ばしたところで中流階級から上位1%に移れるはずもない。 でも、教育は確率関数的だと考えた方が良いと思う。教育は個人所得の平均を上げるだけでなく、人生を通じた分布全体を変えてしまうんだ。教育は上位1%入りを保証するわけではないが、その可能性を高め

    コント:ポール君とグレッグ君(2011年第11弾) - himaginary’s diary
  • ギリシャは欧州と運命をともにするか

    2001年にユーロを導入したギリシャ。当時は古代ギリシャ文明が近代欧州と簡単に関連づけられた幸せな時代だった〔AFPBB News〕 古代ギリシャの神話では、エウロペ*1は全能の神ゼウスに誘惑された姫だった。ゼウスは白い牡牛の姿を装い、エウロペをクレタ島へ連れ去った。今の欧州債務危機では、誰が誰を騙しているのかは議論の余地がある。 ギリシャは欧州の通貨同盟に加わった時、自国の2ユーロ硬貨の片面を飾るデザインにエウロペ伝説を選んだ。古代ギリシャ文明がごくすんなりと近代欧州と関連づけられた幸せな時代だった。 今、ユーロ圏の存続という実存的な問題を別にすれば、債務危機で問われるのは、現代ギリシャ社会が抱く欧州の一員というアイデンティティーにほかならない。ギリシャがユーロ圏から離脱し、とてつもない経済・社会崩壊に見舞われたら、このアイデンティティーが厳しく試されることになる。 英国やロシア、スペイ

    walwal
    walwal 2011/11/07
    ギリシャのデフォルトの歴史は紀元前までさかのぼるらしい……
  • 農地バブルの到来?

    (英エコノミスト誌 2011年10月29日号) カンザスとサマセットの農家はなぜ中国人に祝杯を捧げるべきなのか。 農家の人は概して悲観的だ。景気について聞かれると、「昨年より悪く、来年よりはまし」と答えるのが彼らの特徴的な反応だ。 だが、農家も今は、もう少し明るくなるべきだろう。米国の農地の価値は実質ベースで1990年の2倍に跳ね上がっているからだ。同じく実質ベース見ると、英国の農地価格は過去10年間で135%上昇した。 さらに驚くべきことは、信用収縮の後、農地価格が住宅や商業用不動産よりずっと早く回復したことだ。英国の農地価格は2008年初頭の水準を15%以上も上回っている。 ある意味、これは奇妙だ。エコノミストらは今回の危機が第2次世界大戦以降、最悪の危機だと認めている。恐慌の再来を示唆する声も聞かれる。 低金利とコモディティー価格高騰 それなのに今回、農地価格は1930年代よりはるか