'nlck'タグが使用するテーブルには4種類のバージョンが存在し、このうちヒラギノProNや改定後のモリサワPr5フォントで用いられているものが最も新しい。今回は、このテーブルの動作についてまとめてみようと思う。 以下、ヒラギノProNおよび改定後のモリサワPr5フォントの'nlck'テーブルの置換対象を、5つのグループに分けて図示する。「表外漢字字体表における印刷標準字体欄の例示字形を参照しているグリフ」を「印刷標準グリフ」と呼び、図では水色地で示す。「簡易慣用グリフ」(ビンク地)、「備考欄グリフ」(黄色地)も同様。 JIS X 0213:2004で例示字形を変更された168文字のうち、「Adobe-Japan1では変更前・変更後の違いが区別されない8文字」および「印刷標準字体以外に関する変更1文字(芦)」を除いた159文字のグリフを置換(下図)。 JIS X 0213:2004で追加さ