ステノキャプショナーの「ステノ」は速記、「キャプショナー」は字幕入力者という意味で、速記のように話す速さで字幕入力をするのがステノキャプショナーです。テレビ番組や、講演会、会議などの発言をリアルタイムで字幕入力し、聴覚障害者、難聴者などに文字で内容を伝えていく仕事です。例をあげると、毎日放送の「はなまるマーケット」にチャンネルを合わせ、地上デジタルのチャンネルの字幕ボタンをONにしてもらうと、生放送の字幕がご覧いただけると思います。(番組表に「字」と表示されている生放送の番組に限ります) 使用するのは、文字入力キーが10個(正式には親指の4個のキーも含む14個)しかない日本語スピードワープロ「ステノワード」。習熟すれば1分間に300文字以上の高速入力が可能ですが、1分間300文字を打てるようになるまでには、昼も夜も毎日ステノワードにかじりつかない限り3年以上はかかります。単純に計算すると、