9月25日に等々力で行われた川崎F-G大阪戦は前半は1-1。後半にルーカスが決勝点を決めて1-2でG大阪が勝利した Jリーグの審判のレベルをどうとらえるべきか? それをあらためて考えさせられる機会があった。 第24節の川崎対ガンバ大阪戦のことだ。後半40分、矢島卓郎のクロスがガンバDFの足に当たってラインを割ったにもかかわらず、高山啓義主審は川崎のCKにはせずに、ガンバのゴールキックの判定。その直後の流れから、ルーカスの決勝点が生まれた。上位を狙う川崎にとっては、あまりにも痛い誤審だった。 筆者は7月にこのコラムで書いたように、Jリーグの笛のレベルを上げるには、選手の意識改革も必要だと考えている。しかし、試合の勝敗に大きく影響する“疑惑の判定”が、Jリーグでなかなか減らないのも事実だ。 いったいどうすれば審判のレベルは上がるだろう? 今回あらためて、Jリーグの審判の現在地を、世界で最も国際