以下には、筒井 康隆 (著)ビアンカ・オーバースタディのネタバレを含みます 私はライトノベルなんてジャンルは存在しないと思っています。だってそうじゃないですか、一口にライトノベルと言ってもSFあり、学園ものあり、バトルものありと千差万別。それをライトノベルというジャンルでひとくくりにするのは、なんぼなんでも乱暴じゃありませんか。いったい全体何を表現しようとしているのですか。だから私の中で、ライトノベルという単語は本の装丁を示す言葉でしかありません。ビッグサイト的な二次元絵を表紙にすえて、挿絵も多めに入れれば、はいっ、ライトノベルの出来上がりってなものですよ。 という思想をつい最近まで私は持っていました。正確に書くならば昨日までですね。みなさん、、、、ライトノベルは実在した。ブッバーン。 この前、筒井康隆さんのライトノベルデビュー作という触れ込みの「ビアンカ・オーバースタディ」を読んだんです