中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 「社会のために・・・をする」「社会をよくするために・・・をしたい」という言葉を聞くたびに、僕はハッとすることがあります。実際、仕事柄、教育関係の人にあうことが多いので、こうした言葉を聞くことは、とても多いです。 もちろん、そのように語ってくれる方々の「意志」や「願い」を疑っているわけではありません。 そうではなくて、この方々が、「社会の"誰"を対象にして、何かをしたいと願い、そのことが、"誰"以外の人に、何をもたらすか」を、どうしても、脳裏で考えてしまうのです。 ▼ つまり、こういうことです。 「社会をよくするために・・・をしたい」 わたしたちは、この言葉(センテンス)を用いて会話をすすめるとき、「社会」を「ひとつ
音楽的人工知能:人に合わせて即興演奏ができるロボットの動画 2008年11月26日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Eliot Van Buskirk ジョージア工科大学音楽工学センターの『Robotic Musicianship Group』は、人間と一緒に音楽を演奏しているロボットを撮影した動画でわれわれを仰天させた。 そんなものは大したことない、と言われるかもしれない。たしかに、形だけロボットっぽくしたマシンでも、機械的に太鼓をたたかせるくらいはできる。だが、疑り深い人たちよ、ちょっと待てほしい。 全米科学財団(NSF)からの資金援助を受けて開発されたこれらのロボットは、人間がリアルタイムで作り出す音楽を聴いて、それに合わせて演奏する。これなら即興演奏と言えるかもしれない。 これらのロボットは、本来のチューリングテストを通過できるわけではない。チューリン
ソニーコンピュータサイエンス研究所。 関根崇泰の横に並んで、 関根の論文のMethodsの部分に 手を入れていく。 「関根さあ、methodsは何のために あるかわかっているよね。」 「ええ。」 「お前の実験について全く何も知らない人が、 methodsを見ただけで必要ならば再現実験 ができる、そのように書かなくっちゃならない んだぜ。」 「そうですね。」 「だから、君にとっては当たり前のことに なってしまっていることを、言語化しなくちゃ ならないんだよ。つまり、「暗黙知」を明示的に 示さなければならないんだ。」 お昼頃になって、所眞理雄さんと、 ナターリャ・ポリュルアーフさんが やってきた。 「茂木さん、お昼行かない?」 と所さん。 連れだって、お寿司屋さんに向かった。 混んでいて、所さんはお誕生席に座る。 ナターリャはロシアからやってきていて、 システム生物学を研究している。 いつもつ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く