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2008年11月30日のブックマーク (7件)

  • 皮質はノイズを減らして情報を待ちかまえる - 最尤日記

    これから重大発表がされるというとき、聴衆はシーンと静まり返って話を待ち受ける。自分たちの発するノイズが情報をかき消してしまわないように。ここではCortexのニューロンも同じように情報がやってくるときにノイズを抑えて情報を待ち構えるのだという話をする。 例えば二つの視覚的stimulusがあるとしよう。刺激提示後 t [ms]からt+Δtまでのwindowに発火する確率をΔpとすれば、ニューロンがその発火によって運ぶ情報量は(単に相互情報量の定義に従って) I = Σs p(s) log p(s) + (1-p(s)) log(1-p(s)) - p log p - (1-p) log(1-p) - 1/2 log 1/2 *2 と定義される。ここで p =Σs p(s) これは理想的な場合であるが、しかし実際のニューロンでは同じ条件の刺激に対して一回ごとに異なった反応を見せる。つまりニュ

    皮質はノイズを減らして情報を待ちかまえる - 最尤日記
  • 安楽椅子の学者はもう無理 - ε304

    「安楽椅子の○○学者」という言い方がある。安楽椅子の人類学者など、主にフィールドに出て行くことが想定されている学問分野で、フィールドリサーチをしない学者のことを揶揄していうことが多い。 梅田望夫さんはあえてネットだけで生きる決意をして、アメリカ国内では飛行機に乗らないとどこかで書いていた気がする。すごい実験だと思う一方で、一次資料へのアクセスが不可欠な学者にとっては難しいといわざるをえない。ネットで得た資料だけで論文を書いたら(まだ?)あまり評価されないだろう。 実際、今どきの学者はフィールドワークなしで研究することはできないように思う。文学や音楽であっても、著者や音楽家の背景を知るためにその人たちが生きたところへ行ってみることは理解を大きく促進する。アメリカ文学を研究している人がアメリカへ行ったことがないということが、昔はあったらしいが、今では考えにくい。 私自身も旅は嫌いではないので、

    yam1226
    yam1226 2008/11/30
    一次資料へのアクセスが不可欠な学者にとっては難しいといわざるをえない。ネットで得た資料だけで論文を書いたら(まだ?)あまり評価されないだろう。
  • オススメされた統計学本を列挙 - ミームの死骸を待ちながら

    冬に二週間シンクタンクでインターソすることになった。クリスマスとか関係ない。インターンで扱うテーマに統計の理解が必要となったため勉強したいという遅延学習法精神で、今のうちに統計学をざっくり勉強しておきたい。そもそも二年前、ブログを立ち上げた理由は「インターンの内容(Ruby)を先走って勉強する」ためでした。性格変わってない。 ところが僕の持っている統計は こんなもんなので*1、何か一冊「ガチの教科書」がほしいなと思った。生物で言うと Molecular Biology of the Cell みたいな。そこでTLに聞いてみたところ、いろいろ教えてくれました。はてな人力検索とかもう不要ですね。大した答え来ないし*2 以下のメモは自分のために。といいつつアフィを張るのは下心。 統計学入門 (基礎統計学) 作者: 東京大学教養学部統計学教室出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1991/

    オススメされた統計学本を列挙 - ミームの死骸を待ちながら
  • 金融危機でもインドは強い。インド経済基礎 - ミームの死骸を待ちながら

    大手町で開かれたインド経済シンポジウムに参加してきた。 早稲田大学インド経済研究所が主催するこのシンポジウムを、僕は日経新聞の一面にちょこっと載っていた広告から知り、申し込んだ。今まで「インドがすごい」というぼんやりした知識はあったが、それはBRICsの一員として、あるいは理系教育の強さから、という文脈でしか知らなかったため、大変勉強になった。周りはおっちゃんばっかりで、浮いてた気がするが気にしない。 以下の軸でまとめる。 インドの強みの源泉 インドの産業構造 インドの金融と世界経済危機 インドと日 インドの強みの源泉 インド経済はここ4年、GDPが年ベース9%という成長率を維持してきた。世界経済が停滞している今年も、7.5%程度まで下落するものの未だ成長を続けると見込まれている*1。消費財のインフレが進んでいるという要因もあるが、それを差し引いても高い成長率を誇るインド。その強みの源泉

    金融危機でもインドは強い。インド経済基礎 - ミームの死骸を待ちながら
  • 宮崎駿さんの言葉 - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing

    Leica M7, 90mm Tele-Elmarit F2.8, RDPIII @Grand Canyon, AZ いまブクマでトップを走っている宮崎駿さんの言葉がすばらしい。あとで振り返れるよう、心にしみた言葉を少し残しておきたい。 - 自分たちは、悪人をやっつければ世界が平和になるという映画は作りません。、、、「あらゆる問題は自分の内面や自分の属する社会や家族の中にもある」ということをいつも踏まえて映画を作らなければいけないと思っています。、、、「自分の愛する街や愛する国が世界にとって良くないものになるという可能性をいつも持っているんだ」ということを、私たちはこの前の戦争の結果から学んだのですから、学んだことを忘れてはいけない - 私たちにとっていつも考えなければならないのは、日の社会であり、日にいる子どもたちであり、周りの子どもたちです。それをもっと徹底することによって、世界に

    宮崎駿さんの言葉 - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing
    yam1226
    yam1226 2008/11/30
    その年齢の少年たちは実に簡単に世の中のワナに引っかかるのです。つまらないカードを集めたり、つまらないラジコンの車に夢中になったり、あっというまに商業主義のえじきになってしまって、なかなか心の中を知るこ
  • 悪人を倒せば世界が平和になるという映画は作らない――宮崎駿監督、映画哲学を語る(前編)

    悪人を倒せば世界が平和になるという映画は作らない――宮崎駿監督、映画哲学を語る(前編):“ポニョ”を作りながら考えていたこと(1/4 ページ) 「悪人をやっつければ世界が平和になるという映画は作りません」 『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』などのアニメーション映画を手掛けた宮崎駿監督が11月20日、東京・有楽町の日外国特派員協会に登場し、講演を行った。 『千と千尋の神隠し』が2003年にアカデミー賞長編アニメーション部門作品賞を獲得するなど、宮崎監督は海外でも評価が高い。内外から200人以上の記者が集まり、10分間の講演後には1時間以上も質問が投げかけられた。時には笑いながら、時には真剣な顔で宮崎監督は、最新作の『崖の上のポニョ』や現代社会に対する不安、自らの映画哲学などについて語った。 以下、宮崎監督のメッセージをご紹介しよう。 ポニョと同時に保育園も作った 私たちが作った『(崖の上の

    悪人を倒せば世界が平和になるという映画は作らない――宮崎駿監督、映画哲学を語る(前編)
  • ハーバード大学医学部留学・独立日記 第二部 三重大学医学部編 ... ドラッカーの提唱する大学卒業までに身につけるべき4つの能力

    ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。 2024/02 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031» 2024/04 ドラッカーの「新しい現実」より: ”やがて(学生が)生き、働き、成果を上げていくことになる現実の世界に対する準備を”するため身につけるべき4つの能力とは 1)”自らの考えを口頭あるいは書面で、簡潔、単純、明確に伝える能力” 2)”他人とともに働く能力” 3)”自らの仕事や貢献や経歴を方向付ける能力” 4)”組織によって、自らの望みを実現し、何ごとかを達成し、自らの価値観を実現する能力” これらの能力は、研究者が(1)自分の研究成果をプレゼンテーション/パブリッシュし(2)共同研究(コラボレーション)を行い、(3)ジョブアプリケーションやグラン