運転開始から40年が経過し、廃炉が決まっている佐賀県の玄海原子力発電所1号機について、九州電力は来年度から28年間かけて廃炉の作業を進めるとした計画を22日、原子力規制委員会に提出することになりました。 九州電力は、すでに廃炉作業が始まっている静岡県の浜岡原発を参考に原子炉の解体などの計画をまとめ、来年度から28年間かけて作業を進めるとしています。また、計画では4段階に分けて工程を組み、第1段階の工程について、およそ6年かけて原子炉の配管などに残った放射性物質の除染や、放射性物質を含まない2次系と呼ばれる設備の解体を行うほか、使用済み核燃料を取り出す作業を始め、最終段階では原子炉を解体・撤去し、さら地に戻すとしています。 九州電力は、こうした計画を22日、原子力規制委員会に提出することにしています。 運転開始から40年がたつ原発では、ことし玄海原発1号機をはじめ、関西電力の美浜原発1号機と