千葉市長選が12日告示され、新顔で共産推薦の黒須康代(51)、現職の熊谷俊人(35)、新顔で前市議の今村敏昭(56)の3氏がいずれも無所属で立候補を届けた。投開票は26日。 前回、全国最年少(当時)の31歳で市長に当選した熊谷氏は、民主、公明、維新、市民ネットから市議団レベルで支援を得た。政党に推薦を求めない姿勢だが、実質的に市議会の過半を超える勢力が支える。 自民は、党出身の市議会議長が公認申請していたが、夏の参院選前に厳しい選挙を避けたい党本部が認めず、自主投票に回った。同市長選として初めて推す候補のない選挙となる。 千葉市の市債残高は1兆円を超えており、財政健全度は指定市の中でも最悪レベル。事業見直しなど行財政改革に取り組んできた熊谷市政の4年間をどう評価するかが焦点となる。 関連記事千葉市長選5月26日投開票 自民の動きが焦点(1/23)