という本を送っていただきました。 「著者謹呈」というのはいただくことがありますが、わざわざ買って送っていただいて申し訳ない。 ありがとうございます。 添えられていた手紙に、 47thさんのブログで紹介されていたので、すでにお読みになったかも知れませんが・・・ とありましたが、実際そのとおり!でして、47thさんの記事を読むなり即座にAmazonで注文して、既に1冊持っておりました。 だって、「あの47thさんを再びブログに引き戻した本」ともなれば、読みたくならないわけがないじゃないですか! しかし、先月一読した感想としては、あまりピンと来なかったというのが正直なところでありました。 で、今回、送っていただいた本をもう一回読ませていただいて「ははーん」となんとなく理解できたのは、この本は、47thさんやtaejunさんのような「拠って立つところがしっかりある人」にとってこそ新鮮な感動がある本
・不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか 一般論として不況だと職場も不機嫌でギスギスしやすい(一般論だよ、ウチの話じゃないよ>ALL 笑)。どうしたら社員同士が協力し合い、ご機嫌で働ける職場を作れるだろうか。組織とコミュニケーションの専門家4人が共同で書いたベストセラー新書。ありがちなケースと対処法が満載だった。 著者らはまず「協力を考える三つのフレームワーク」として ・役割構造 誰と協力すべきなのか ・評判情報 この人はどんな人なのか ・インセンティブ 協力への動機づけは働いているか の3つを構造的要因として取り上げている。 役割構造が緩く曖昧だった日本企業に、成果主義が導入され、仕事の定義の明確化と専門性の深化が進んだ。それによって仕事が効率化された一方で、組織のタコツボ化の弊害が目立つようになった。個人主義的な意識で働く人ばかりになったから「以前だったら、誰かが対応して問題は起
半年ぶりに、また大先輩のR先生とお会いした。ある会合で一緒になった後、マネジメント論などを話しながらしばらく帰り道を同行させていただいた。 --R先生。結局、マネジメントって何なんでしょう。 「いきなりずいぶん短兵急な質問だな。どうした、会社でも首になりそうなのか。」 --いや、その点は今のところ、たぶんまだ大丈夫だと思いますが・・。この間、会社で若手に『生産管理入門』の講義をやったんです。その時に出た質問がずっと頭に引っかかっていまして。 「マネジメントとは何か、とでも聞かれたのかい。それでうろたえるとは君らしくないな。ぜんぜん講義になってないじゃないか。」 --そうじゃないんです。マネジメントとはPlan-Do-Seeのサイクルを回すことで、生産管理という仕事は、生産システムについてそれを行うことだ、と説明しました。あ、『生産システム』というのは、工場の人や機械やからなる生産の「仕組み
IPA主催による、IT業界の重鎮と学生の対話集会が、今年も開かれた。去年の集会では「3Kの“帰れない”は、帰りたくない人が帰れないだけ。スケジュール管理の問題だ」という重鎮の発言で、かえってIT業界のネガティブイメージが定着してしまったが、今年はIPAの西垣浩司理事長(元NEC社長)の「入社して最初の10年は泥のように働いてもらい、次の10年は徹底的に勉強してもらう」という発言に、学生はみんな唖然としたらしい。 これは伊藤忠の丹羽宇一郎会長の言葉で、このあと「最後の10年はマネジメントを大いにやってもらう」と続くそうだが、これじゃ霞ヶ関の役人と同じだ。若いときは「雑巾がけ」で会社にご奉公し、年をとってから楽なマネジメントで取り返すという徒弟修業型のキャリアパスは、組織が永遠に不変で、自分がそこに定年まで終身雇用で勤務するという前提でのみ成り立つインセンティブ・システムである。 日本の年
先日の「経済に関して一般人が陥りやすい4つのバイアス」を、bewaadさんが採り上げてくれた。 BI@K accelerated - 山形浩生さんや望月衛さんがこのページに目を留めていただくことを祈りつつ。 http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20080325/p1 <これは何とも面白そうな本で、かつ今の日本においてもっとも読まれるべき本のひとつと言えるではありませんか! 雇用維持バイアスは、ちょっと換骨奪胎になってしまうと自覚しつつも物作りへの執着を、反外国バイアスは食料自給率を高めようとの傾向を、悲観バイアスはデフレ、増税そして構造改革への期待(構造改革は現状がダメだとの評価の裏返し)を、反市場バイアスは市場の失敗の論証を欠くミクロ介入指向を、それぞれ説明可能な有力な仮説であるように思われます>。 たしかに、4つのバイアスはこのような日本の具体例にあてはめてみると
山崎養世の「東奔西走」 - 世界経済悲観論に踊るなかれ “バーナンキ暴落”は終わり、株は上昇を開始する http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080324/151011/ <経済の実態を冷静に観察すれば、悲観論が過大であり、世界恐慌もスタグフレーションも起きていないことは明白です。 ところが、日本のメディアはしきりに不安を煽り立てます。そればかりではありません。外国の偉い経済学者の先生たちの多くも大悲観派です。 ノーベル経済学者のスティグリッツ教授によれば、米国経済は戦前の大恐慌以来のひどい状態になるそうです。ハーバード大学のフェルドシュタイン教授によれば、戦後最悪の不況に突入するそうです。 そんな中で今年1月末、当コラムで「バーナンキ暴落は終わりに向かう」などと書いた筆者は全くの少数派です。それでもあえて言わざるを得ません。米国株式
グーグル化などでお薦めしていた、私の組織論に関してのお気に入りである組織の不条理という本はほとんど店頭でみつけることができなかったのですが(いまでもアマゾンにはないし)、無事、復刊して、下記のお店などに並んでいるそうです。 ぜひ、興味がある方は、お近くのお店でご一読ください。組織論が好きな方にとっては、かなり衝撃の一冊です。続編の命令違反が組織を伸ばすもいい本です。 【納品がたくさんあったお店一覧】 丸善 丸の内本店 三省堂書店 神保町本店 ジュンク堂書店池袋本店 リブロ 池袋本店 三省堂書店 有楽町店 ジュンク堂書店 大阪本店 ブックファースト渋谷文化村通り店 東武ブックス 北千住北店 有隣堂 ヨドバシAKIBA店 ブックファースト 銀座コア店 丸善 お茶の水店 紀伊國屋書店 新宿本店 有隣堂 アトレ目黒店 八重洲ブックセンター本店 丸善 日本橋店 三省堂 名古屋高島屋店
いやね、この話題のるかそるか考えて、結局、のることにしたわけですが、 2008-02-27 - reponの日記 この猛烈なパワハラエントリから始まって、 小市民も幸せに暮らせる社会へ - 雑種路線でいこう 氷河期の猛吹雪にズダボロに引き裂かれた人々と、グングン成長して人生を謳歌した人たち - 分裂勘違い君劇場 楠さんと分裂君が反応して、 その彼らに思い切って聞いてみればいい。「なんで僕にこんなひどい仕打ちができるんですか」って。 君の年収分を賭けてもいい。彼らにはそんな自覚ないから。それどころか彼らは彼らで「俺たちがこんなに一生懸命やっているのに、なんであいつは足を引っ張るんだ」、と思っているから。 小市民の敵は、小市民 で、弾さんがこう反応してきたんだけどさ。 この手の就職氷河期の話は、そこいらで散々、話合われてきているから、みなさんも飽き飽きしているだろうけど、まぁ、聞いてくださいよ
きのうヤフーとグーグルの(間接的な)関係者と話したら、当然のことながら、今度の買収の話題が出たが、みんな一様に否定的だった。クビになったテリー・セメルのおかげでぐちゃぐちゃになったヤフーを、また62%ものプレミアムで(借金までして)買おうって、ビル・ゲイツはどうかしたんじゃないの? 古川享氏もいっているように、孫正義氏がヤフーのスタートアップの際、ゲイツに相談したとき買っていれば、数百万ドルですんだのに・・・ NYタイムズの社説まで、「この買収はどうせ失敗するから、規制当局はほっておけ」と冷たい。経済学的に考えると、MSの戦略は一時代古い。製造業なら、物的資産の所有権によって被買収企業をコントロールできるが、ネット企業の不可欠資産は物的な工場ではないからだ。たとえば、かつて世界最大級の広告代理店だったサーチ&サーチが1995年に創立者のサーチ兄弟を追い出したとき、彼らが仲間を引き連れて新し
無料ストーリー公開中です! Amazon 心理学入門3位 読書推進運動協議会より 推薦図書に選ばれました! Amazon人物群像1位 増刷が決定しました! 電子書籍化が決まりました! Amazon企業革新2位 Amazonリーダーシップ2位 増刷が決定しました! Amazon会社経営7位 増刷が決定しました! 韓国での出版も決定! 新版・文庫発売しました! Amazon新書・文庫1位 Amazon総合ランキング8位 Amazon 2010年・新書7位 韓国での出版も決まりました。 『英会話ヒトリゴト学習法』第2版 Amazonビジネス英会話3位 韓国、台湾での出版も決定。 オリコン/ビジネス書8位達成 オーディオブックFeBe1位達成 SPA! '08年下半期ビジネス書1位 Amazon 総合1位達成 Amazon 2008年総合15位 14万部突破しました。 韓国、台湾、中国でも出版です
先日、日経ビジネスでGEとトヨタ自動車の特集をやっていました。 共に巨大企業でありながら、成長し続けている偉大な企業です。 記事では「両社の共通点を見出す」という論調でしたが、 正直あまりピンと来なく、私的には「両社の共通点」というよりも、 「相違点」の方が多いように感じました。 なぜなら、実は私はトヨタ系自動車メーカー、 GEの日本の金融会社の両方に勤務したことがあり、 そういう意味では現在とその当時という時間の差はあれ、 両社のカルチャーや会社の仕組みは理解しているつもりです。 例えば 「トヨタは社員個々人で会社を動かしている」 vs 「GEは仕組みで動かしている」 「GEはトップダウンのようで実は結構ボトムアップも可能」 vs 「トヨタは意外とトップダウン」 「トヨタは意外と外部のノウハウ、手法の吸収に貪欲」 vs 「GEは自社の手法が命」 「GEはエリート意識が結構高い」 vs 「
IT導入の効果が疑問視されるケースが少なくない中で,“日本的経営”はIT導入の際ともすれば切り捨てることをよしとされる。今回はこの日本的経営について,IT導入の成否に与える影響を考えてみたい。 業務改革の標的にされる“日本的経営” ITを企業に導入する際には,業務改革,すなわち従来の仕事のやり方を抜本的に改革しなければ効果は期待できないと言われる。そのとき標的にされるのは,日本的経営である。 果たして,業務改革の掛け声に乗じて日本的経営を切り捨ててよいのか。 確かに,日本的経営には短所が多い。終身雇用制・年功序列は,企業に無気力を生む要因になった。企業別労働組合は,組合の企業との妥協・なれ合いを生んだ。護送船団方式は企業の競走力を削ぎ,アンフェアだと世界の批判を浴びた。共同体経営は,責任不在の共同責任体制,排他的企業グループを形成したなどなど。これらの短所とは,断固として決別すべきである。
「戦略的思考のなんとか」みたいな本は、ほとんど戦争の本ではなくてビジネスの本です。 軍事→ビジネス→その他の組織 という経路で導入された考え方のなんと多いことか。 そもそも、官僚制というやり方自体が、だいたいはこの経路で一般化したものでしょう。 形式的で恒常的な規則に基づいて運営される。 上意下達の指揮命令系統を持つ。 一定の資格・資質を持った者を採用し、組織への貢献度に応じて地位、報償が与えられる。 職務が専門的に分化され、各セクションが協力して組織を運営していく分業の形態をとる。 20世紀は「官僚制の世紀」です。ほとんどあらゆる組織がこの原則で運営され、この方法が社会の常識となっています。 もちろん、それは20世紀の環境ではうまくいったから広まったのですが、この限界と弊害もいろんな所に見られるようになっています。21世紀はこれを解体、止揚していくことが、社会のさまざまな局面において必要
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く