4/17(土)より開催の「台湾巨匠傑作選 2021―侯孝賢監督デビュー40 周年<ホウ・シャオシェン大特集>」では、2020 年に監督デビュー40 周年を迎えた巨匠ホウ・シャオ シェンの監督作、出演及びプロデュース作品まで、現在日本で上映可能な関連作全 22 作品を一挙上映致します。 『恋恋風塵』や『悲情城市』を世に送り出したホウ・シャオシェンの陰で、何十年にもわたり彼の創造を支えてきた一人の女性の存在があることは、どのくらいの人が知っているだろうか? 1982年明星珈琲館にて「冬冬の夏休み」脚本を練っている侯孝賢と朱天文 写真提供:朱天文 1983 年の『風櫃<フンクイ>の少年』以来、2015 年カンヌ国際映画祭監督賞受賞作『黒衣の刺客』まで、すべての作品の脚本を担当し、彼のすべてを知り尽くした女性、それが本書の著者、朱天文(チュー・ティエンウェン)である。学生時代から気鋭の作家として活