不動産情報サイト、ジローによれば、米国で無理なく住宅購入するために必要な年収は2020年以降80%急増し、同期間の収入の伸び(中央値で23%)をはるかに上回った。 ジローの2月29日の発表資料によると、現在住宅を購入するのに必要な年収は10万6000ドル(約1600万円)超と、20年に比べ4万7000ドル増えた。価格と借り入れコストの上昇が大きな要因だ。 ジローのシニアエコノミスト、オルフ・ディボンガイ氏は「過去4年間に住宅価格や住宅ローン金利、家賃の大幅な上昇が賃金の伸びをはるかに上回ったため、住宅コストは急増した」と指摘した。 20年時点では、購入者が収入の30%まで住宅に費やすことができ、10%の頭金を支払う場合、年収5万9000ドルの世帯が、米国の一般的住宅の住宅ローンを月々無理なく返済する余裕があった。
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