弾道ミサイルとは 2009年4月5日に北朝鮮が発射した弾道ミサイル。朝鮮中央テレビが公表した映像からキャプチャーした。北朝鮮は人工衛星を打ち上げるための「宇宙ロケット」だと主張しているが、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の改良型とみられている【AFP=時事】 ミサイルとは、ジェットエンジンやロケットモーターなどの推進システムを搭載し、何らかの誘導方式で目標への自律飛行ができる無人航空機の総称。有人航空機と同様に大気圏内を飛行するタイプと、いったん超高空まで上昇し、一気に目標まで落下するタイプがあり、後者は大砲の砲弾のような放物線軌道を描くことから、「弾道ミサイル」と呼ばれる。 弾道ミサイルは主に空気抵抗の少ない高空を飛行するため、限られた推力でも重い弾頭を遠くまで運べるというメリットがある。核爆弾などの大量破壊兵器で敵国を攻撃する手段としては、有人航空機に比べるとコストパフォーマンスに優