昭和恐慌研究会というよりもすでに平成恐慌研究会に名称変更した方がいいような気がする。さて『昭和恐慌の研究』のメンバー「昭和恐慌研究会」の面々の今年になってからの書籍ベースでの本を紹介。学生のみなさんをはじめ、夏休み後半の読書にどうでしょうか? 1 岩田規久男『日本銀行は信用できるか』 岩田先生の新作であり、入魂の日本銀行論。日本銀行の組織、政策などを批判的かつ包括的にとりあげたもの。後で別エントリーで内容紹介予定 日本銀行は信用できるか (講談社現代新書) 作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/08/19メディア: 新書購入: 10人 クリック: 163回この商品を含むブログ (73件) を見る 2 若田部昌澄『危機の経済政策』 若田部さんの久しぶりの単著での新作。30年代の世界恐慌、戦後のインフレ不況、日本の大停滞、そして今回の経済危機までの4つの危機の失敗から