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ブックマーク / markethack.net (6)

  • 政府が倹約しても税収が激減して余計ドツボにはまったギリシャ - Market Hack

    ギリシャが欧州連合(EU)などから救済されてほぼ1年が経ちます。 ギリシャは1100億ユーロの緊急融資を受ける代わりに財政立て直しプログラムの実施を約束し、それに基づいて更生への道を歩み始めました。 この1年でギリシャはどれだけ進歩したのでしょうか? 先ずギリシャは増税、年金の凍結、公務員の給与カット、公共支出の削減などを実施しました。 因みにギリシャのGDPは去年-4.5%、今年-3%とマイナス成長を記録しています。 失業率は15%に達しており、小売売上高は前年比-16%(1月)と冷え込んでいます。 「倹約しても倹約しても政府の財政の帳尻が合わない、、、」 この焦りが(債務のヘアカットは避けられないな)という投資家の諦観につながっていると言えるでしょう。 これからギリシャで起こることは、たとえば日の国債の将来を考える上でもヒントを与えてくれるのではないでしょうか? いくら増税したり政府

    政府が倹約しても税収が激減して余計ドツボにはまったギリシャ - Market Hack
  • チュニジアの「ジャスミン革命」はフェイスブックとウィキリークスが決定的な役割を果たした最初の革命 : Market Hack

    チュニジアの革命は同国の国花がジャスミンであることから「ジャスミン革命」と名付けられました。 一体、チュニジアの政府はなぜあっという間に転覆したのでしょうか? インターネットでのさまざまな説明をかき集めると、次のような解説がなされています。 事の発端は去年の12月にある失業中の大学生がなんとかいつなぐために青空市場で農産物を無免許で売ろうとしたことにあります。これを警察に咎められ、公衆の面前でわらいものにされたこの大学生はそれを苦にして焼身自殺を図りました。 このニュースは同国で同じ境遇にある若者たちの同情を買いました。 そんな折、ウィキリークス(WikiLeaks)でベンアリ政権の外交文書が公表されました。 ウィキリークスでチュニジアの大統領一族の腐敗を知った国民は怒りました。 チュニジアは高等教育を受けた若者が多くFacebookの普及率も高いです。彼らは殆ど自然発生的にソーシャルメ

    チュニジアの「ジャスミン革命」はフェイスブックとウィキリークスが決定的な役割を果たした最初の革命 : Market Hack
  • 尖閣諸島付近で天然ガスが出るかどうかなど中国にとってそれほど大事な問題ではない : Market Hack

    尖閣諸島その他の領土問題で中国とアジア近隣諸国との軋轢が高まっています。 しかし中国の立場からエネルギーの安全保障を考えた場合、彼らにとって最もクリティカルな資源は天然ガスではないし、原油ですらありません。 中国の生命線は石炭なのです。 下のグラフは世界の主要国のエネルギー消費を比較したものです。同列で論じるため、天然ガスや石炭もすべて原油百万トンから得られる熱量に換算して表わしてあります。 これを見ていただくと中国の緑色(石炭)が圧倒的に大きいことがわかります。 しかし中国は国内での石炭生産量も石炭消費量もダントツで多いです。 つまり凄いペースで国内の石炭を掘りつくしているのです。 その結果、可採年数で見ると38年しかありません。 これこそが中国が抱える頭の痛い問題なのです。 石炭は中国のエネルギー消費に占める比率も高いけど、コスト面でも他のエネルギーより廉価です。 もちろん風力発電や太

    尖閣諸島付近で天然ガスが出るかどうかなど中国にとってそれほど大事な問題ではない : Market Hack
  • 中国経済とスペイン経済が似ているところ : Market Hack

    中国スペインを一緒にすると読者の皆さんから袋叩きにされるかも知れませんが批判を受ける事覚悟で書きます。 ある面、中国経済とスペイン経済は共通する点があります。 どこが似ているか?というと: 「箱モノは作れば作るほど限界的なリターンは漸減する」 という当たり前の経済原則を頭から無視している点です。 そして箱モノが次々に完成することを「経済成長」だと勘違いする風潮がはびこっている点です。 僕は別にマンションや工場を建設することが悪いことだと主張しているのではありません。ただそうやって作られたマンションや工場は投資リターンを生まなければいけないと指摘したいだけです。 リーマン・ショックが世界の金融市場を揺るがした時、中国政府は財投重視の財政出動をかけて腕力で成長を維持しました。 大部分のマーケット・ウォッチャーは「これが中国の実力だっ!」とその政策を称賛しました。 でも僕には少しわだかまるもの

    中国経済とスペイン経済が似ているところ : Market Hack
  • ベトナムが日本円の通貨圏になったら? : Market Hack

    いま、こういうシナリオを想像してみて下さい。 たとえばベトナムで使用される通貨がドンではなく円になり、一切の移住に関する規制や不動産取得が自由化されたら、どうなると思いますか? 定年退職して子供も巣立った後の夫婦が年金などの毎月定額の収入をなんとかやりくりして暮らしている場合、「いっそのことベトナムで一年の大半を過ごしてお金節約しよう。その方が貯金の減り方も少ないし、長く生きられる。」そう考える人も出てくると思うのです。 最近高騰しているとはいえベトナムやタイランドの物価は日の数分の1ですから上のような発想もあながち荒唐無稽とは言えません。(僕自身も何年か前に実際、タイランドに移住すべく不動産の物件を見て回ったり、子供の通う学校を下見に行ったりしました。結局、当時はインターネットの接続が遅すぎたので移住を諦めましたが。) 若し通貨が統合され、移民規制や不動産取得規制が自由化されたら、日

    ベトナムが日本円の通貨圏になったら? : Market Hack
    zyesuta
    zyesuta 2010/05/09
  • 今の中国はスプートニク時代のソ連と同じ。いずれ成長しなくなる (ジム・チェイノス) : Market Hack

    アメリカ屈指の空売り筋、キンコス・アソシエーツのジム・チェイノスが最近、次の空売りのターゲットとして中国に目をつけていることは以前の記事で紹介しました。 その記事では1月28日のオックスフォード大学セントヒルダ・カレッジでの彼のスピーチ・スケジュールに言及したのですが、きのう当日の録画を見ました。 以下は僕のメモからスピーチの概要を再構成したものです: 今から50年まえにも、こんにちの中国とおなじように毎年、6%程度の経済成長をコンスタントに叩きだす信じられないような国があった。 それはソ連だ。 彼らは「いまにアメリカなんか追い越してやる」と公然と宣言していた。 それも軍事力でアメリカを追い越すという話ではない。GDPでだ。 実際にスプートニク号が打ち上げられた時にはアメリカ人は当にびっくりし、(こいつはヤバイ)と真剣にソ連を畏れたものだ。 これはどうしてか? それは計画経済の踏襲する「

    今の中国はスプートニク時代のソ連と同じ。いずれ成長しなくなる (ジム・チェイノス) : Market Hack
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