以前、『バックラッシュ!なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?』でお世話になった双風舎社長の谷川茂さん(これまで親しみをこめて同書執筆陣の一部で勝手につけたニックネームで呼んでいたが、ちょっとそういう気分ではなくなったので今後改める)が「夕刊ガジェット通信」で週三回掲載している連載において、「性感染症『天国』の実態」という記事を公開したが、その内容が世の中に溢れているような同性愛者や両性愛者に対する偏見に無批判に加担するだけのものだと感じたので、批判する文を書いた。 その後も谷川さんの記事を読んでいていろいろ疑問を感じるところもあったのだけれど、今週掲載された「性犯罪者が手を出しにくい女性になるために」という記事は、度を越してひどいというか、前に性感染症の話題に関連して同性愛者・両性愛者への偏見に加担したのとまったく同じかたちで、女性差別や性犯罪の被害者非難(暴力などの被害を受けた人に、その
10数年間、性売買集結地で生活してきたHはある日、性売買生活を清算して自活 支援を受けようと決心した。だがHは、支援機関の存在を知ってからも数か月たっ てやっと支援機関を訪問し、自分の実名を明らかにすることができた。性売買 業者の事業主から、女性団体の支援を受けると政府機関に身上情報が報告され ると何度も聞いていたからだ。 Hは政府機関など外部に個人情報を流出しないという約束を受けた後、相談を受 け始めた。だがその後、職業訓練支援を受けるために保護施設を利用しようと した時、彼女はためらわざるをえなかった。保護施設の入所同意書を通じて、 身上情報が地方自治体に報告されるという事実を知ったためだ。そして、その 身上情報は地方自治体を通じ、社会福祉統合コンピュータ・ネットワーク(社統網) に入力、集積されるという事実を知った。悩んだ末にHは結局支援を受けることを あきらめた。 2010年1月、
「あなたに隙がある 誰かがそう言ったの?」 「両親も教師も最後には必ずそう言いました 私にも責任がある 気を引こうとしているんじゃないか 自意識過剰なんじゃないかって… でも小学生が担任の先生に抱き上げられて窓から落とされそうになったらしがみつくしかないんです たとえその先生が嫌いだとしても 友達からえこひいきされてると言われたとしてもしがみつくしかなかったんです(中略)私は疑い深くなりました―――…… 私に対してもです」 またまた吉野朔実『恋愛的瞬間』第1話 恋愛的瞬間より 私が初めて痴漢にあったのは小学生のとき。ピアノのレッスンの帰り道でした。まだ午後三時か四時頃だったけれど雨が降っていて薄暗く、私は傘を差してうつむきかげんに歩いていました。その時いきなり目の前に男の人が立ちふさがりました。私は、その人がどういう目的でそういうことをしたのかも分からなかったのだけれど、ただ怖くて逃げ
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