静岡県内の市民グループ「原発県民投票静岡」が中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票実施を目指して集めた署名について、県選挙管理委員会は13日、住民投票条例制定の直接請求に必要な県内有権者数の50分の1(約6万2000人)を上回ったと発表した。 発表によると、集まった18万1543人分の署名のうち、有効署名は16万5127人。署名は今月19日まで縦覧に付され、異議の申し出がない場合、市民グループに返還される。市民グループはその後、10日以内に署名簿を添え、住民投票条例の制定を川勝平太県知事に直接請求する。地方自治法により、川勝知事は直接請求を受けてから20日以内に意見を付して、議会に条例案を提出することになる。条例案の審議は9月定例県議会で行われる見通しだ。