大阪地裁の判決後、支援者と抱き合って喜ぶ原告のウガンダ人女性(手前)=大阪市北区で2023年3月15日午後3時4分、久保玲撮影 帰国すれば同性愛を理由に迫害の恐れがあるとして、アフリカ東部のウガンダから日本に逃れた30代女性が国に難民認定を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(森鍵<もりかぎ>一裁判長)は15日、女性を難民と認め、国外への強制退去とした国の処分を取り消した。ウガンダは同性愛者への差別的意識が強いとして、「恣意(しい)的な身体拘束の可能性がある」と判断した。 性的少数者(LGBTQなど)であるがゆえに理不尽な迫害を受け、母国を逃れる人は少なくない。ただ、日本で難民に認定されるハードルは高い。