「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」(週刊文春編集長 竹田聖)
「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」(週刊文春編集長 竹田聖)
今回の衆院選で5回目の当選を果たした自民党の根本幸典氏(愛知15区)。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合。以下、統一教会)と緊密な関係を築き、2017年と2021年の選挙で全面的な支援を受けていた実態が、ジャーナリスト・鈴木エイト氏の取材で明らかになった。 「2017年と、2021年の衆院選でそれぞれ、世界平和連合として根本先生の選挙を支援しました」 こう語るのは、先日の第50回衆院選、愛知15区で5回目の当選を決めた根本幸典衆院議員(59)を支援した、愛知県豊橋支部元幹部のA氏だ。 根本氏は、政治資金パーティの裏金問題で420万円が不記載だったとして、政治資金収支報告書を修正している。そのため今回の総選挙では比例代表との重複立候補が認められなかったが、小選挙区で当選した。 電話掛け、後援会の結成、推薦確認書への署名 根本氏の元秘書・B氏も取材に応じた。 「根本はこれまで、統一教会との接
会場前には大きな張り紙があり、記者クラブの代表以外の取材はシャットアウト。(山際氏の)選対本部長を務める大島明・川崎市議から、本人の希望で選挙期間中に街頭演説は一切行わないとの通告まであった(その後、変更し岸田文雄元首相や小林鷹之氏が応援演説に来ていた)。 その大島市議から衝撃の発言が出たのは、出陣式後の囲み取材の場だった。山際氏本人の代わりに選対本部長として取材を受けるというのだ。山際氏は関係断絶を約束する誓約書に署名をしており、事務所からも教会関係者を排除したと説明する大島氏に、「秘書に二人いるじゃないですか」と私が問うと、報道陣を前にこう言い放ったのだ。 「あれ、もう辞めてますよ」 ――二人とも? 「辞めてますよ」 ――A氏とB氏? 「統一教会をね。秘書では、いますよ」 ――統一教会を辞めてるんですか? 「統一教会、辞めてますよ」 ――じゃあ元信者だったことは認めるんですか 「うん、
たった1館の上映からスタートし、SNSなどの口コミを中心に人気に火がつき全国138館まで拡大している『侍タイムスリッパー』。“インディーズの時代劇”という異例の快進撃で、『カメラを止めるな』の再来とも呼ばれている。 お金がかかる時代劇は、インディーズ映画にとってまさに“鬼門”。監督の安田淳一さんは脚本・撮影・編集など「1人11役」で制作費を圧縮したが、それでも映画が完成した時は口座の残高7000円だったというギリギリの制作だった。 安田さんの“本業”は結婚式などのイベントムービーの作成だが、他にも油そば屋の経営や、昨年からは他界した父親の田んぼを受け継いだ米農家でもある。一体どんな生活をしながら映画を作ったのか。壮絶かつ愉快な制作秘話を聞いた。 安田淳一監督 ©文藝春秋 撮影・山元茂樹 貯金を崩し愛車も売って…それでも600万円足りなかった ――映画を撮りながらお米を作り他の仕事もされてい
旧統一教会は「大切な応援組織の一つだから」 経済部記者の解説。 「10月24日、『FUNAI』ブランドのテレビなどを製造する船井電機が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けました。負債総額は約461億円(2024年3月期末)。破産管財人には、日本航空の会社更生で管財人を務めた片山英二弁護士が選ばれています。同日午後には緊急説明会が開かれ、従業員約2000人に対し、解雇が告げられました」 その船井電機の現代表取締役会長が、原田氏だ。同社の発表などによれば、10月2日までに就任したと見られる。 「原田氏は元通産官僚で1990年の衆院選で初当選。地盤は福岡5区で、2018年に環境相として初入閣を果たしました。麻生派に所属。2021年に衆院選で落選し、国政から引退しました。現在は弁護士として活動しています」(政治部デスク) 他方で物議を醸したのが、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)との関係だ。
そもそもなぜ今、選挙なのか? 私は公示日から各地の選挙区を見て回ったが、現場に行くほど感じたことがあった。「そもそもなぜ今、選挙なのか?」である。 石破茂内閣は発足して戦後最速の8日後に解散をした。誰が総理になってもイメージが新鮮なうちに早く選挙をしてしまえという自民党の戦略だったと報じられている。だとすれば完全な自己都合だが、そうしたなか選挙戦が始まると気になることがあった。 候補者の演説を聞いていると「能登半島で豪雨の被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます」などと言うのだが、すぐに地元の話や利益誘導実績の話になるのだ。能登は単なる枕詞なのか? 被災地では選挙どころではないという報道もあったのに。 そう思い始めたら裏金候補の選挙を見るのも大事だが、能登へ行って現地の選挙を見なければいけないと思った。何がどう語られているのか。 能登の被災地に岸田元首相が 私は3年前の衆院選からラッパー
自由民主党の森山裕幹事長(79)が2021年10月の衆院選で、党本部から支給された交付金1500万円と同額を、すべて自身の選挙運動費として計上していたことが「週刊文春」の取材でわかった。森山氏は、選挙前に支部長に支給される交付金について「党勢拡大のため」などと述べていたが、その説明とは矛盾する疑いのある使途が発覚したことで波紋を呼びそうだ。 自民党総裁・幹事長室名で出された文書 派閥パーティを巡る裏金事件で自民党の公認を得られなかった候補に、公認候補と同じ2000万円の政党交付金が振り込まれていた問題。森山氏は10月23日、交付を認めた上で、「党勢拡大のための活動費」だと弁解した。 この「党勢拡大」とは、一体何なのか。それを説明するのが、翌10月24日付で、自由民主党総裁・幹事長室から党公認候補者や選挙実務者に向けて出された文書〈わが党の支部政党交付金に関する報道について〉だ。 総裁・幹事
世界平和統一家庭連合(旧統一教会。以下、統一教会とする)が2021年の衆議院総選挙で、自民党議員を選挙支援したことを記す内部資料が波紋を拡げている。 ジャーナリストの鈴木エイト氏が入手したのは、統一教会のフロント組織である世界平和連合(FWP)の中部地区常任講師のS氏が、組織内の会議のために作成した資料、『激動の2021年「政治決戦 総選挙と日本の行方」』だ。 「文藝春秋 電子版」が10月23日に報じた「全公開『極秘 旧統一教会内部資料』33ページ 2021年衆院選、旧統一教会に支援された自民候補者実名リスト」では、全33ページを公開。婦人部や青年部、壮年部までが時間制で電話掛けやビラ撒きを行う“総力戦態勢”や、愛知県から新潟県に至る「中部地区」候補者の“格付け一覧”、さらには、自民党議員と統一教会との関係を示す“決定的証拠写真”が掲載されている。
ジャーナリストの鈴木エイト氏が入手した内部資料によって、前回の2021年衆議院総選挙で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が自民党候補者たちを強力に支援していた実態が明らかになった。資料には具体的な支援として、婦人部と青年学生による電話ボランティア、壮年は自民党機関誌「自由民主」の配布などと記されている。 さらに、支援する議員の一覧表にはAからDのランクがつけられ、教会との関係性の深さが示されていた。議員一覧の中には石破茂内閣の閣僚や、元閣僚の名前もあった。 鈴木エイト氏が託された資料『激動の2021年「政治決戦 総選挙と日本の行方」』 “組織的な協力関係”が存在すると疑わざるを得ない 「この資料をエイトさんに託したい」 渡された資料は33ページに及ぶパワーポイントで、表紙にはこうタイトルが付けられていた。 『激動の2021年「政治決戦 総選挙と日本の行方」』 作成者は、世界平和統一家庭連
「この資料をエイトさんに託したい」 ある人物から託された資料が私の手元にある。それは33頁に及ぶパワーポイントで、表紙にはこうタイトルが付けられていた。 『激動の2021年「政治決戦 総選挙と日本の行方」』 この資料は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会。私の原稿中ではあえて「統一教会」で統一する)の関係者からもたらされた。作成者は、統一教会のフロント組織、「世界平和連合(FWP)」の中部地区常任講師のS氏となっている。全国の支部の事務局長向けに作成された資料で、一般信者は知り得ない内容だという。 筆者が託された資料『激動の2021年「政治決戦 総選挙と日本の行方」』 S氏のFacebookを確認すると、「友達」の中には、統一教会の関係者にならび、参議院議員の北村経夫氏や酒井庸行氏、衛藤晟一氏をはじめ、愛知県の衆議院議員である(掲載当時)工藤彰三氏、神田憲次氏、鈴木淳司氏、根本幸典氏、熊田裕
今年9月18日に中国広東省深圳市で発生した日本人学校児童の刺殺事件から約1ヶ月が経った。中国側は相変わらず、容疑者の動機を明らかにしていない。日本政府は通常よりも強く抗議しているように見えるものの、暖簾に腕押しだ。もとより報道が小さかった中国国内はもちろん、日本国内でも他のニュースの洪水のなかで事件への関心は下がっている。 日本側が事件の大きな要因だとみていた、ショート動画サイトの日本人学校に関するデマ動画は減ったものの、その他の反日動画は現在も野放しで、再発の懸念は充分にある。ごく一部の人しか対象にならない日本人長期拘束と比べても、一般の駐在員やその家族が巻き込まれる可能性がある点で、中国駐在のリスクのひとつとして認識したほうがいい問題だろう。 いっぽう、事件翌日に中国外交部報道官が「類似の事件はいかなる国でも起きる」と発言したことは、日本の世論を逆なでした。中国側には事件の外交争点化を
元アナウンサーの岬氏 ©時事通信社 岬事務所といえば、かつて「週刊文春」が報じたように、「ほぼ休みなし」「土下座あり」の怒声飛び交うパワハラ体質の現場。岬氏の勘気に触れた事務所スタッフが相次いで退職に追い込まれるなど、苛烈な職場として知られる。秘書らはポスターを剥がすよう仄めかす岬氏の意向を汲まざるをえないという。 「特に目の敵にされたのは、同じ選挙区の他党の若い女性候補。彼女のポスターを見かけると、代議士はたちまち不機嫌になるのです」(同前) 器物損壊罪に該当しかねない 器物損壊罪に該当しかねないポスター剥がしは事実なのか。岬氏を直撃すると、 「まったくわからないですけど~」 と言い残し、車に乗り込んでいった。しかし、「週刊文春」は岬氏と秘書との間で交わされた犯行の指示を示すLINEのやり取りを入手しており――。 10月16日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および17日(木)発売の
少年隊として一世を風靡した錦織一清さん。パパイヤ鈴木さんとのユニット活動や演出家としてのお仕事、そして話題はジャニーズ事務所の問題へ。ジャニー喜多川さんへの複雑な思いの丈を真摯に語っていただきました。 (にしきおりかずきよ シンガー、演出家、俳優。1965年生まれ、東京都出身。12歳でジャニーズ事務所に入所。85年に少年隊としてデビュー。86年、ミュージカル公演『PLAYZONE』を始め、2008年まで毎年公演を行った。09年頃から演出家としても知られるようになる。20年、ジャニーズ事務所を退所。) 阿川 はじめまして。週刊文春によくお出でくださいましたね。錦織さんとパパイヤ鈴木さんとのユニット「Funky Diamond 18」が、新しいアルバム『PLATONIX』をリリースされたそうで。 錦織 そうなんですよ。11月から全国6カ所でライブもやります。 阿川 パパイヤさんとは同い年なんで
観光都市・京都——。その範囲は、玄関口の京都駅から見ると、なかなかに広い。京都駅から歩いて行ける範囲はごくわずか。新幹線を降りてから、ほとんどの観光スポットや繁華街へは、他の鉄道路線かバスに乗り継がなければならない。 そんなとき、乗り継ぐ鉄道路線のひとつが、京都市営地下鉄烏丸線だ。その名の通り、京都市内の中心部では烏丸通の地下を南北に走る。途中には、阪急電車と交差する四条、地下鉄東西線と交差する烏丸御池、“京都の代官山”などと呼ばれていたような気がする北山などの駅がある。だいたい烏丸通と交差する通りの名がそのまま駅名になっているので、京都の町に慣れ親しんでいる人ならわかりやすさという点では一級品だ。 さっそく、京都駅から地下鉄烏丸線に乗ろう。
「山際議員は、旧統一教会と決別などしていない」 そう断言するのは、自由民主党所属の神奈川県議会議員、小川久仁子氏だ。1999年から7期連続当選を果たし、県議会副議長や決算特別委員長などを歴任したベテラン議員である。その小川県議が、衆院選を目前に控えた10月11日、離党届を提出した。自民党を離れてまで、彼女が訴えたいものとは――。 自民党神奈川県連会長の小泉進次郎氏 ©文藝春秋 旧統一教会関連団体のデモでマイクを握り…… 「私の手元に、一枚の写真があります。これは、山際大志郎衆議院議員(元経済再生担当相)の事務所で、現在も公設第一秘書として働くA氏が、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)関連団体によるデモでマイクを握り、街宣車上から群衆をアジる様子を撮影したものです。
日本に移住するまで25年間ドイツに暮らしていたが、今のドイツ社会を語るにはたまには現地へ行ってその空気に身を浸さないとわからないことがいろいろとある。技術が発展してビデオ通話で自然にコミュニケーションをとっているつもりでも、こぼれ落ちる情報は想像以上に多いのだ。 ということで先日ドイツに戻った際、ウクライナ戦争や移民難民問題についてどんな風に思っているかを家族や友人に聞いてみた。数年前なら「なぜ我々ドイツの正しい方法を他の国は理解しないのだろう」的なパワフル理論を(絶妙に現実を無視しながら)主張していた気がするのだが、今回はむしろ「正直、そのあたりを真面目に考えるのに疲れてきた」という諦念が混じった感触の人が多くて驚いた。
安野 里奈の言葉を聞いた時、はじめは「何を言ってるんだろう?」と思いましたが、一晩考えてみると、確かに私がチャレンジする意味があるなと思えて、翌朝10時には、立候補の意思は固まっていました。 黒岩 選挙期間中に、候補者と有権者の双方向コミュニケーションをもっととれるはずだと言っていて。「今のテクノロジーを使えば、“候補者の名前を書く”以上の政治参加が可能になるはず」と、その時点で話していたよね。 安野 それが「デジタル民主主義」とも呼応するチーム安野の核になったということですね。 安野貴博さん ――とはいえ、安野さんの立候補に黒岩さんは不安はなかったですか? 黒岩 「おうおう、そうきたか」みたいな感じで、ポジティブに受け止めましたね。私は彼に対しては、常に驚かせて欲しいという欲望を持っておりまして。 ――黒岩さんはパートナーに「驚き」を求めている? 黒岩 自分にとって「面白い」ことは非常に
懸命に働くことで潜入体験に厚みが出る ――横田さんの潜入取材は面接に始まります。ユニクロは、何勝何敗? 横田 3勝1敗でした。ユニクロの東京本部が入っているビルの地下に店舗があって、そこの求人に応募したら「いや、うちは募集していないんで」と言われまして、それなら募集かけないでよと思いましたけれども、それ以外は受かりましたね。 ――続いて労働です。『潜入取材、全手法』に、潜入ルポを書くうえで大事にしていることのひとつに「書くことが目的であっても働くことに手を抜かないこと」をあげています。 横田 一生懸命に働いていると、他のバイトの人たちから仲間意識をもってもらえますからね。そうすると話しかけやすくなります。潜入取材では休憩室でのおしゃべりが結構、大事です。そこでの会話でいろいろな情報が得られますから。 仕事ができないと、どうしても「関わり合いたくない人」の扱いになるじゃないですか。それに懸命
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