東京都医師会は、役員一同の総意をもって、今回の「高額療養費制度」の自己負担上限額引き上げなどの見直し案に反対し、凍結を求めます。 超高齢社会を迎え、危機的とも言える財源確保の問題に直面している医療費について、国民的議論を行った上で、新たな財源確保の道筋はないのでしょうか。また、財源増が厳しいとすればどこから削っていくのかを、しっかり議論していくべきだと考えます。 私ども東京都医師会の使命は、都民の健康、安心、安全を守ることにあります。その使命のために、病院・診療所の医師が安心して診療に打ち込める環境が大切と考え、今回も民間病院が経営危機から抜け出せるよう、地域医療体制の崩壊を防ぐため東京都に支援を求めました。 私どもの願いは、本当に医療が必要な方に医療を提供し、その方の人命を救うことにあります。その想いで国民皆保険制度を守りながら、全国一律の診療報酬という厳しい環境の中、医療提供体制の維持