シリア北西部イドリブ県で、内戦で崩壊した市内を歩いて通学する子供たち(2018年10月15日撮影)。(c)OMAR HAJ KADOUR / AFP 【10月16日 AFP】シリア内戦で反体制派が最後の拠点とする北西部イドリブ(Idlib)県で15日、大規模な戦闘を回避する目的で政権軍と反体制派それぞれの支配地域の境界に沿って設置することで合意した非武装地帯の発効期限を迎えた。だが、反体制派側の過激派は撤退の動きを見せていない。 反体制派を支援するトルコとシリア政権側を支援するロシアの間では先月、非武装地帯の設置で合意に至り、今月15日を期限として「過激派戦闘員」らに非武装地帯からの撤退を求めていた。合意は、住民約300万人が暮らすイドリブへの政権軍による総攻撃を回避するための最後の手段とされていた。 しかし、在英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Hu