ワイオミング州にある「バランギガの鐘」の前で返還決定を喜ぶホセ・マヌエル・ロムアルデス駐米フィリピン大使(左)とマティス国防長官 REUTERS/Phil Stewart <20世紀の植民地支配の記憶が蘇るのはアジアに留まらない。1901年、ある鐘の音をきっかけに10歳以上のフィリピン人が大量虐殺された──> 米政府はフィリピンに対し米比戦争(1899?1902)で米側が戦利品として持ち帰ったフィリピン・サマール島バランガイの3つの教会にあった鐘を返還することを決めた。11月14日(米時間=フィリピン時間15日)に鐘が保存されているワイオミング州のF.Eワレン空軍基地でジェームス・マティス米国防長官とホセ・マヌエル・ロムアデス駐米比大使らが出席して行われた式典で明らかにした。 「バランギガの鐘」としてフィリピンでは知られる3つの鐘に関してはフィリピンのドゥテルテ大統領が再三米側に対して返還
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