図書館への需要の高まりに連れ、利用希望者のライフスタイルに合わせる形で閉館時間を延長してほしいとの意見がある。特に就業者にとっては昼間のみの開館では訪館が難しいため、夕方以降も開館しているとありがたい。その要望にどこまで図書館側は応えているのか。文部科学省の社会教育調査(※)の公開値を用い、閉館時間の推移から確認する。 次に示すのは公立図書館の閉館時間別の図書館数推移。もちろん開館時間もまた図書館別に異なるが、人口の多分を占める就業者には何時まで開館しているかが大きな問題となることから、いかに図書館が利用されやすい状況かを判断する指針の一つとして、閉館時間を抽出精査する。 ↑ 公立図書館の閉館時間(館数) 公立図書館の全体数も年度毎に変化を示しているが、それを差し引いても、17時台かそれより前に閉館してしまう図書館は漸減し、それより後に閉館する図書館が増えているのが分かる(2017年度以降
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