浜松市中区の市福祉交流センターで四日、徳川家康に関する歴史講演会「今川対徳川 『浜松城』周辺をめぐる家康の攻防」が開かれ、歴史研究家で来年の大河ドラマ「どうする家康」の古文書考証を務める大石泰史さんが、天下人となる前の若い時期の家康について語った。 大石さんは、今川義元が織田信長に敗れる「桶狭間の戦い」(一五六〇年)前後の今川氏と家康の関係を説明。桶狭間で負けて東へ逃れた今川氏の捨て城である岡崎城(愛知県岡崎市)に入り、家康が岡崎領の支配をするようになったなど、古文書から読み解いた最新の研究成果を交えて解説していた。