近年、日本では言論テロともいうべき、卑劣な暴力や脅迫事件が次々とおきています。おもなところでは、田中均外務審議官自宅への発火物設置事件(対北朝鮮外交問題)、小林陽太郎氏への脅迫(富士ゼロックス会長/靖国神社参拝問題)、 日本経済新聞社への脅迫(昭和史問題)などが思い出されます。 12月11日の夜、東京の毎日ホール(毎日新聞東京本社)で行われた「脅かされる言論の自由 言論テロにどう立ち向かうべきか」(第20回毎日新聞社編集綱領制定記念のつどい 主催:ジャーナリズムを語る会/毎日新聞労働組合)は、加藤紘一(自民党元幹事長)、溝口敦(ジャーナリスト)、牧太郎(毎日新聞専門編集委員)の3氏をパネリストに、田島素彦氏(憲法・メディア論/上智大学教授)をコーディネーターに活発な議論を行ないました。以下はその、筆者による、ごくかいつまんだ要約です。(近日、音声配信を行ないます) 増えるインターネット右翼