SM-3は高度247kmで目標に命中、任務を達成しました。衛星のヒドラジン燃料タンクは破壊されています。 今回の迎撃作戦は、軌道を外れかかった衛星を撃破するものですので、発生したデブリは直ぐに大気圏に再突入して燃え尽きます。一方、中国の衛星破壊実験のように高い高度で行われた場合、何十年と宇宙に留まり続けるスペースデブリとなりますから、今回の件と同列視する事は出来ません。 アメリカはこの「デブリの問題は発生しない」という点と、「衛星が人口密集地帯に落ちないよう無力化する」という二点の大義名分を手に、副次効果として「偵察衛星の部品を他国の手に渡さない」「MDシステムのデモンストレーション」「一年前に衛星破壊実験を行った中国への牽制」という結果を得ることが出来ます。 中国、米に情報公開求める スパイ衛星破壊 - 朝日新聞 しかし、中国は一年前に自分達が行った衛星破壊実験に関するデータを開示してい
米海軍のイージス艦「レイク・エリー(USS Lake Erie)」から発射された迎撃ミサイル「SM-3」(2005年11月17日撮影)。(c)AFP/US Navy 【2月21日 AFP】米国防総省が制御不能となった偵察衛星を撃墜したことについて、中国政府は21日、米国に対し撃墜による損害の可能性などの情報開示を求めた。 中国外務省の劉建超(Liu Jianchao)報道局長は定例記者会見で、「大気圏外で撃墜された衛星のその後の状況を注視している」と述べ、「衛星撃墜によって被害を受ける可能性のある国々が回避対策をとれるよう、米国が誠実かつ迅速に国際社会に適切な情報およびデータを開示するよう求める」と語った。 しかし、撃墜前の18日に「深刻な懸念」を表明した声明と比べると、内容は和らいだものとなっている。 問題となっている偵察衛星は制御不能状態で地上に落下の恐れがあった。有毒燃料を搭載してい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く