中古CDの話が出たついでに、貸レコード(レンタルCD)についても書いておきましょう。単なるまとめなので、特に新しい情報があるわけではありません。 結論から言ってしまうと、レンタルCDビジネスは、(借りたCDをリップして、CDを返却した後も聴き続けることも含めて)全くの合法ですし、ビジネスの仕組みとしてもそんなに悪くはありません。中古CD問題では、権利者側に金が回るのが最初の(新品の)販売時だけで、後にCDが中古市場を転々と回っても権利者側に(CD-Rの私的録音補償金以外には)適切に金が回らない点が問題とされているわけですが、レンタルCDにおいてはレンタルのたびに権利者側に金が回る仕組みが確立しているからです。 まず、貸レコード(レンタルCD)の歴史ですが、ナガブロさんのところでていねいにまとめてありますので、興味のある方ご覧下さい。貸レコード業者とレコード業界の壮絶な争いの後に、現在の制度