HDTVや5.1chの普及で、Xbox再評価の機運? 「けっこういいハードなんだけどね……」。友人とXboxをプレイしていると、誰ともなくこんな言葉を口にする。2002年2月(北米では2001年11月)に登場したXboxは、現行ゲーム機の最後発ということもあって、性能においては他のハードをしのぐ存在だった。にもかかわらず、北米や欧州では一定の成功を収めながらも、日本では本体の伸びが芳しくないまま現在に至っているのは周知の通り。 Xboxがここまで苦戦を強いられた理由に、本体があまりにも無骨で大きいとか、日本市場のニーズを幅広く取り込めるようなソフトに恵まれなかったことなどが指摘されるが、Xbox本来の性能を発揮できる環境が整っていなかったことも一因ではなかったかと思う。 Xboxは、現行機で唯一の720p(D4)映像出力が可能で、480pに対応したソフトも多い。サウンドについても、ドルビー