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ブックマーク / hikawa.cocolog-nifty.com (4)

  • 訃報:星山博之さん(脚本家) - 氷川竜介ブログ

    アニメ脚家として数々の作品に参加されてきた星山博之さんが2月7日に亡くなったそうです。享年62歳。 虫プロの文芸部で『ムーミン』など活躍後、サンライズで『無敵超人ザンボット3』から連なる数々の作品に参加。もっとも有名なのは、やはり富野由悠季監督との『機動戦士ガンダム』のお仕事でしょう。 ちょうど三越でやっている講演の2期の第1回目では、星山さんの書かれた『ガンダム』の第1話を例示に使わせていただきました。それは昔、そのシナリオを読んだときには、完成作品との違いの方が気になったが、今あらためて読み直すとシナリオどおりになっているというような説明をさせていただきました。 違いというのは、たとえば冒頭はムサイ艦の中から宇宙世紀の時計が動いているところから始まっている部分、シャアのラストの「認めたくないものだな……」という台詞がないところなど(これは記録全集で星山さんご自身が唐突だと語っておられ

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  • ラーゼフォン DVD-BOX 特典はHD仕様 - 氷川竜介ブログ

    ついに発表になりました。2002年の初頭からスタートした作品なので、ちょうど5年です。早いものです。 このBOXには特筆すべきことがありまして、TVシリーズの他に劇場版の『多元変奏曲』(『エウレカセブン』の京田知己監督のデビュー作)が収録されるというところまでは、まあ想定内だと思うのですが、なんと「HD-DVD」の盤も特典として同梱されるのです。 すでに『ブレイブストーリー』でHD自体は商品化されていますが、アニメの旧作ではかなり最初期になるのでは? 業界初かも? しかも、そのHDの盤は多層になっていて、SDで特典映像も収録とのこと。従来のプレイヤーでもそこは普通に観られるとのことです。 『ラーゼフォン』には深く関わってきて、現在進行形でこのDVD合わせの仕事が進行中なわけですが、思い起こせば2002年はデジタル制作への移行が急に全開になったころ。編はフルデジタルですが、まだ一部の版権は

    ラーゼフォン DVD-BOX 特典はHD仕様 - 氷川竜介ブログ
  • 氷川竜介評論集: アニメーション表現の歴史 ANIMATION EFFECTS

    題名:アニメーション表現の歴史 ANIMATION EFFECTS (1)SFアニメのエフェクト 吹き上げる爆発、ほとばしる光線、激しいドッグファイト、引き裂かれる大地。SFアニメに欠かせないスペクタクル映像。そこには日製アニメ独特の表現様式がある。 70年代末期、米国で「スターウォーズ」を筆頭にSFX(スペシャルエフェクツ)映画が大ヒットした。コンピュータの導入で新しいスペクタクル表現が可能になり、SFX技術が新たな主役として観客を呼び込み、映画界を活性化させたのだ。 日映画テレビ界では同じ70年代末期にアニメ映画がブームになり、活性化の役割を果たした。子供向けと思われていたアニメが青年層にアピールすることが判り、観客層を広げたのだ。 米国のSFXに相当する推進役は、70年代末期に立ち上がった「エフェクト」だ。狭い意味では光線や爆発などの作画技法のことだが、ここでは意味をSFX相

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  • アニメーション表現の歴史《実例集》 - 氷川竜介評論集

    題名:アニメーション表現の歴史《実例集》 ※ひとつ前の原稿とセットになった技法の実例集です。 ---------------------- 《画面構成》 画面構成は特に重要なテクニックだ。SFアニメでは現実に存在しないアイテムや光景が登場する。観客にリアルだと納得させるのは、構図や視点、仮想的なレンズの選び方次第なのだ。 プロジェクト ●「冥王計画ゼオライマー」('88年)より 一般の民家やビルの間に突然巨大な戦闘ロボットが侵入する。光線を発射して迎撃するゼオライマーの足元に逃げ惑うひとびと…。 古典的なロボットアニメのひとこまだが、平板な表現を避け、現実の建造物のロケハンを行い、明解なライティングを意識して、リアル極まりない戦闘空間を描き出した。 ●「機動警察パトレイバー(劇場版)」('89年)より 風化し失われつつある東京の生活風景と、取って代わるビル群。その間に答を求めてさまよう

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