以下の文章は、Michael Feathers による On Loving C.. の日本語訳である。 文中の固有名詞などについて理解の助けとなるよう Wikipedia へのリンクを加えさせてもらった。 認めなければならないことがある。私は C を愛している。しばらくはそれを意識していても、忘れがちだ。Ruby、Haskell、OCaml、C++、Java、そして C# に心移りしたこともある――今も多くの言語に時間を割いているが、C の元に戻ってくると、私は故郷に帰ったような気持ちになる。 私は何十年も前に Kernighan と Ritchie の本をパラパラとめくったときのことを覚えている。C にはとても欲求不満を感じた記憶もあるが、とても満足を与えてくれたことも覚えている。C にはヘンなところがあるが、振り返ってみると、それは多くの他の言語のヘンさに比べれば不可解なところはずっと