放送禁止作品の増加 映画やテレビ番組の中には、放送(上映)禁止となってしまい、陽の目を見なくなった作品が非常に多い。需要が無いために消えていく作品はともかく、再放送、再上映、パッケージ化される際に、作品に含まれる不適切な表現や差別用語が問題視された結果として視聴不可能となってしまったものについては、何とか健全な形で視聴できる機会を復活できないものだろうか。 不適切な表現や差別用語は時間の経過とともに増えることはあっても、減ることは考えにくい。ほんの数年前まで使われていた「精神分裂病」という病名を今は「統合失調症」と呼ばなければいけない。そう決められる以前に作られた作品の中では、「精神分裂病」という病名が使われていても問題はなかったのが、今は再放送が検討される際に放送を見送らざるを得なくなる。 放送というメディアで差別用語を使ってはならないという考え方は正しい。地上波放送はもちろんのこと、放